酒に酔い、終電逃しイライラ…大阪市役所玄関「ミャクミャク」像に傷 団体職員の男を書類送検

ミャクミャク像は立て看板でたたきつけられていた<2024年3月13日>※画像提供・大阪府市万博推進局

大阪市役所(大阪市北区)の正面玄関に置かれている大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメントに傷をつけたとして、大阪府警は22日までに、器物損壊容疑で大阪府寝屋川市の団体職員の男(45)を書類送検した。

男は容疑を認め、「酒を飲んでいて、終電を逃してイライラしていた。ミャクミャクを傷つけて発散しようと思った」と話しているという。

【画像】傷ついたミャクミャク像

男の書類送検容疑は3月13日未明、市役所前に設置されたミャクミャクの像を、近くにあった立て看板を使って複数回傷つけ、損壊した疑い。被害額は約33万円という。

大阪府・市の万博推進局から同日、被害届を受けた大阪府警が器物損壊事件として捜査していたが、3月25日に弁護士とともに大阪府警・天満署に出頭した。

このモニュメントは高さ約2.5メートル、幅4メートル、重さ約1.1トンの強化プラスチック製。表面が削られたような傷が3か所あり、いずれもミャクミャクの顔の左側に付けられていた。市は像と同じ色のテープを貼って補修した。

モニュメントは大阪・関西万博の機運醸成のため2023年12月1日、開幕500日前を記念して623万円の費用を投入して造られた。

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