江崎グリコ「プッチンプリン」など17ブランド出荷停止 システム障害、5月中旬再開目指す

出荷停止中の江崎グリコ「プッチンプリン」「カフェオーレ」「BifiXヨーグルト」 ※画像提供・江崎グリコ

江崎グリコ(本社・大阪市西淀川区)は19日、物流や調達をめぐるシステム障害で、乳製品・洋生菓子・果汁・清涼飲料などの「チルド食品」(冷蔵品)の出荷を取りやめたと発表した。原因究明や復旧作業を急ぎ、5月中旬の再開を目指すという。

対象となるのは、同社の「カフェオーレ」や「プッチンプリン」、「BifiXヨーグルト」など、宅配牛乳を除くチルド食品のほぼ全品。17ブランド・82品目にのぼる。

江崎グリコは4月3日にシステムの切り替えを実施した際、障害が発生した。このためチルド食品を扱う全国の物流センターの業務を一時停止して原因の究明を進めていた。

その後、18日にシステムの一部を再開させたが、データの不具合があったほか、受注の処理が間に合わず再度停止したという。

同社は「多大なご迷惑とご心配をおかけしており、おわび申し上げます。出荷の停止によって、取引先に多大な迷惑をかけており、スーパーなどでは商品が品薄となっているところもあり、一刻も早い復旧に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしている。

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