Da-iCE・花村想太 自分の歌唱力って…“LAでのカラオケ経験で思いがけない挫折”そこから得たものに感謝

『Da-iCE』のボーカル兼パフォーマーであり、俳優としても活躍する花村想太が、4月20日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。その高い歌唱力を評価され、ついた異名が”4オクターブの高音ボイス”。デビュー後の苦労や思いがけず直面した挫折について、胸の内を明かした。

歌は物心ついた時から好きだったという花村。17歳の時にオーディションで7321人の頂点に立ち、avexの所属の歌手となった。久保田利伸に憧れていた花村は、久保田が参考にしているアーティストを想像しながら様々な曲を聞き、R&Bに夢中になり歌い方をマネして練習していたという。

2011年に『Da-iCE』を結成。結成当初は朝から晩までレッスンをして、深夜はドン・キホーテでアルバイトをしていた。「消費者金融でお金を借りて、お父さんとお母さんのスネをかじりながら生活してて、ほんと無謀な人生だなって改めて思いますけど」と語る花村。

最初は10人くらいの客の前で歌っていたという。“自分ならいつかいける”という気持ちを持ち、より良いパフォーマンスを求めて、様々な国で武者修行をした。しかし訪れたアメリカ・ロサンゼルスで、ささいなことから自分でも驚く現実に直面することになる。生バンドの前でカラオケをするバーのような場所に行き、様々な人が歌っている中、思いきれず歌うことができなかった。その経験が想像よりもはるかに大きな傷を心に残したという。「日本の音楽に誇りを持つっていうよりも、あぁ、自分の歌唱力って届かないんだろうなという劣等感の方が強くて挑戦できなかったのかなって」。それ以来自分の歌に自信を持てなくなったと話す花村。しかしそれが逆に日本のJ-POPの良さに気づくきっかけにもなったという。

R&Bの本場アメリカや世界で評価されるようになった韓国を見て「世界に自分が行くことはできないって諦めてるんです。現状」そう思った花村。“憧れは結局憧れのまま”というこれ以上ない挫折を味わうが、「いい意味でも悪い意味でも、僕はJ-POPのアーティストにしかなれないって気づいたんですよね。切り替えてからめっちゃ楽になりましたね」世界に触れた経験がもたらしたのは悪いことだけではなく、それまで気づけなかった日本の良さを知れたと語る花村だった。

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