早朝からシャキッと 南陽・オカヒジキ収穫

ハウスで栽培した伝統野菜オカヒジキの収穫作業=南陽市和田

 南陽市特産の伝統野菜オカヒジキの収穫が本格化しつつある。栽培農家が早朝から作業にいそしんでいる。

 JA山形おきたま南陽おかひじき部会(長谷部修部会長、8人)は、例年同様に3月下旬から収穫を開始した。今月末ごろから7月末にかけてピークを迎えるという。出荷先は東北、関東が中心で、収穫作業は12月上旬まで続く。

 約20アールで栽培している同市和田の土屋孝さん(57)は連日午前5時から作業に入り、50キロほど収穫する。ハウス内で包丁を使いシャキシャキと小気味よい音を立てながら刈り取っていた。オカヒジキは歯応えの良さが魅力で、ビタミンやカリウムなど栄養が豊富。土屋さんは「からしじょうゆで食べるのが定番で、ご飯のお供になる。そうめんに添えるのもお薦め」と話していた。

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