張本智和&美和が史上初の兄妹メダル獲得!張本美和が平野美宇を抜いて史上最年少記録を樹立【卓球 W杯/結果まとめ】

ITTF男女ワールドカップ(4月15~21日/マカオ)が行われ、男子シングルスで張本智和(智和企画)、女子シングルスで張本美和(木下グループ)が揃って銅メダルを獲得。

大会史上初の兄妹でのメダル獲得、張本美和は2016年大会優勝の平野美宇(当時16歳)の記録を抜いて、史上最年少でのベスト4入りとなった。

男女各48名で争われた今大会は、日本から男子3名、女子4名がエントリー。

男子シングルスは張本が3大会連続となるメダル獲得。第1ステージからヨーロッパの強豪を連破して準決勝進出を果たしたものの、林高遠(中国)にはストレートで敗れて、2019年大会以来の決勝進出はならなかった。

張本智和 PHOTO:Itaru Chiba

パリ五輪日本代表の戸上隼輔(井村屋グループ)はベスト8。第1ステージでは世界ランク10位のチウ・ダン(ドイツ)から勝利をあげ、準々決勝では五輪2連覇王者の馬龍(中国)にも肉薄するなど存在感を示した。

16歳の松島輝空(木下グループ)は第1ステージで世界ランク6位の林昀儒(台湾)と同グループになり、林に0-4で敗れてグループリーグ敗退となった。

戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba

女子シングルスは、15歳の張本美和が快進撃。

2勝0敗で危なげなく第1ステージを通過すると、第2ステージ1回戦では世界ランク3位の王芸迪(中国)に対して、サーブ・レシーブで上回り4-1で初勝利をあげた。

準決勝では2021年世界卓球女王の王曼昱(中国)と互角のラリーを繰り広げて2-4で惜敗。

パリ五輪に向けて確かな手応えを感じさせる素晴らしい戦いぶりを見せた。

張本美和 PHOTO:Itaru Chiba

また早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)も8強入り。

早田は王曼昱、平野は東京五輪女王の陳夢(中国)に準々決勝で敗れた。

伊藤美誠(スターツ)は第1ステージが三つ巴の形となり、わずかなポイント差で第2ステージ進出を逃した。

早田ひな PHOTO:Itaru Chiba

【各種目結果】

●男子シングルス
優勝:馬龍(中国)
準優勝:林高遠(中国)
3位:張本智和(智和企画)、王楚欽(中国)
ベスト8:戸上隼輔(井村屋グループ)、樊振東(中国)、チャン・ウジン(韓国)、シェルベリ(スウェーデン)

●女子シングルス
優勝:孫穎莎(中国)
準優勝:王曼昱(中国)
3位:張本美和(木下グループ)、陳夢(中国)
ベスト8:早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)、ディアス(プエルトリコ)、鄭怡静(台湾)

【日本選手の結果】

●男子シングルス
・張本智和【ベスト4】
準決勝 0-4 林高遠(中国)
準々決勝 4-2 シェルベリ(スウェーデン)
1回戦 4-2 フレイタス(ポルトガル)

・戸上隼輔【ベスト8】
準々決勝 2-4 馬龍(中国)
1回戦 4-2 アサール(エジプト)

※松島輝空は第1ステージ敗退

●女子シングルス
・張本美和【ベスト4】
準決勝 2-4 王曼昱(中国)
準々決勝 4-1 ディアス(プエルトリコ)
1回戦 4-1 王芸迪(中国)

・早田ひな【ベスト8】
準々決勝 1-4 王曼昱(中国)
1回戦 4-3 シン・ユビン(韓国

・平野美宇【ベスト8】
準々決勝 0-4 陳夢(中国)
1回戦 4-3 チョン・ジヒ(韓国)

※伊藤美誠は第1ステージ敗退

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