【気分をシャキッと!】やる気が起きないときに気分を上げる

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新しい環境にはりきりすぎて疲れが出た、やる気が起こらない……
そんなときは自然の力で気分をシャキッとさせて。

20代で若年性更年期障害と診断された植物療法士の南上夕佳さんが、女性が取り組むべき「からだづくり」について教えてくれる連載。
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたことを、体験に基づいてお話しします。


新年度を迎えて新しい環境でワクワクする反面、そろそろお疲れが出て体調を崩したり、やる気が起きないといった声もちらほら聞こえてくる時期ではないでしょうか。
今回は、やる気が起こらないとき、気分を引き上げるための自然ぐすりをご紹介したいと思います。

(イメージ:写真AC)

やる気が起きないときは、自律神経の乱れや疲労が蓄積されているなどいくつか原因があります。

自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあってバランスを取っているのですが、副交感神経が優位の状態が続くとやる気が起きない、しんどい、だるいなどの症状が出てきます。そんなときは植物の精油(エッセンシャルオイル)を使って、交感神経を刺激する香りを嗅ぐことから始めてみることをおすすめします。

レモン

みなさんもご存知のさっぱりとした柑橘の香りは、リモネンという成分が多く含まれ、交感神経を働かせて、気持ちをリフレッシュさせたり頭をすっきりとさせてくれます。

ペパーミント

清涼感ある香りで、目覚めの香りとしてもおすすめです。メントンやメントールの成分が、吸った直後からスーっと気持ちを上げてくれます。

ローズマリー

脳の働きを良くするαピネン、カンファー、1.8シネオールが含まれていて、神経の働きも活発にします。

ライム

気分を明るく前向きにしてくれるリモネンやβ-ピネンが含まれていて、抑うつ効果があります。
ライムの精油が手に入らなければ、ライムを絞った時の香りを嗅ぎながらライム水を飲むのもいいでしょう。

(イメージ:写真AC)

次に、ハーブティーで摂るならメリッサが適しています。
メリッサは、精神安定のために働いてくれますが、同時に気分の高揚にも働くハーブです。
飲むだけで気持ちが高揚するので、お手軽です。1日に2〜3杯を目安に続けてみましょう!

さらに、疲労困憊でやる気が起きない場合は
細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアを活発にするものを摂りましょう。ミトコンドリアが活発になることで、体のエネルギーが湧いてきます。
スピルリナやブルーグリーンアルジーは藻由来の成分で、ミトコンドリアを活性化することができます。また、補酵素といわれるコエンザイムQ10や、麹を発酵させたドリンクの中で、ミトコンドリアに着目しているものもあります。

そしてアダプトゲンハーブと呼ばれるいくつかのハーブは疲労回復に欠かせません。
高麗人参やエゾウコギ(シベリアンジンセン)、ホーリーバジルやクコの実などです。これらを毎日摂ってもいいですし、疲れたときや気分が上がらないときに集中的に摂るのもおすすめです。

今回ご紹介したものは、香るもの、飲むものですが、試しやすいものから試してみてくださいね。
一日で何かしら変化が感じられるものもありますし、続けることで、体が疲れにくく気分の揺らぎも最小限になっていくはずです。

*次回は5月20日配信予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
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著:南上夕佳

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