水原一平容疑者スキャンダルものともせず 「176本塁打」大谷翔平の「強メンタルぶり」...米メディア大絶賛

大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(29)が2024年4月22日(日本時間)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたニューヨーク・メッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、3回に5号先制2ランを放った。

これで大リーグ通算176本塁打とし、松井秀喜氏(49)を抜いて日本人大リーガー単独1位に立った。

飛距離129メートルの特大アーチ 「パフォーマンスに影響ない」

記念すべき1発は0-0で迎えた3回に飛び出した。1死1塁の場面で打席に立った大谷。エイドリアン・ハウザー投手(31)が投じた131キロのスライダーをライトスタンドに運んだ。8試合ぶりの1発は飛距離129メートル、スタンド中段まで達した。

松井氏を超える176本目の本塁打を米国の各メディアが速報した。

「The Sporting News」(WEB版)は「大谷翔平通算ホームラン:ドジャースのスター選手が松井秀喜の日本人選手最多HR記録を破る」とのタイトルで記事を展開した。

記事では「この節目は大谷がドジャースとしてロサンゼルスで過ごす最初のシーズンに訪れた。ドジャースでのスタートは、大谷の専属通訳である水原一平と大谷を取り巻く賭博スキャンダルがメディアの見出しを飾ったが、その騒動は大谷のフィールドでのパフォーマンスには影響を与えていないようだ」とした。

水原一平容疑者(39)は韓国での開幕シリーズ初戦後に違法賭博に関与したとして球団から解雇され、その後、大谷の口座から1600万ドル(約24億6000万円)以上の金を無断で不正に送金したことが発覚。アメリカの捜査当局に銀行詐欺の疑いで訴追され12日に保釈された。

大谷は17年シーズンオフにポスティングシステムを利用して、日本ハムからロサンゼルス・エンゼルスに入団。大リーグデビューとなった18年シーズンは22本塁打を記録した。21年シーズンは自己最多の46本塁打をマークし、23年シーズンは43本の本塁打を放ち本塁打王のタイトルを獲得した。

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