福岡県は、みやま市の60代の女性がマダニに噛まれて発熱や嘔吐を発症し入院したと、22日、発表しました。県内での感染確認は今年初めてです。
福岡県によりますと、女性は今月15日に発熱し、その後嘔吐や下痢などを発症、症状が改善しないため医療機関を受診し、入院しました。
その後、女性の血液検査をしたところ、マダニに刺されることによる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染を確認しました。
女性は今も入院中ですが、症状は回復傾向にあるということです。女性がいつ、どこで噛まれたかなどは調査中としています。
マダニは春から秋にかけて活動が盛んになり、福岡県は、感染予防のため、山や草むらなどに入る場合は長袖、長ズボンを着て肌の露出を少なくし、噛まれたら医療機関を受診するよう呼びかけています。