首位ソフトバンクの1週間を丸っとおさらい 熱戦続きの1勝2敗2分け 強力リリーフ陣が奮闘 近藤健介が2発 栗原陵矢は復調気配

20日のオリックス戦で力投する松本裕

ソフトバンクの1週間(4月16~21日)を振り返った。

16日 ●1―5日本ハム(エスコンフィールド)
17日 △4-4日本ハム(エスコンフィールド)
19日 ○9-7オリックス(ペイペイD)
20日 △3-3オリックス(ペイペイD)
21日 ●1-3オリックス(ペイペイD)

前週を4連勝で終えたソフトバンクは北海道に乗り込んだ。日本ハム戦は1敗1分けに終わり、開幕6カード目で初のカード負け越し。本拠地に戻ったオリックスは1勝1敗1分けの五分。今週5試合のうち2試合が延長12回の末、引き分けと長い試合も続いた。その中で奮闘したのはリリーフ陣だった。

松本裕、津森、杉山、オスナがそろって17、19、20日の3試合に登板。津森は計3回、打者9人をパーフェクトに抑え、1勝2ホールドをマークした。松本裕も3試合無失点。2軍再調整から復帰した藤井も2試合無失点と復調をアピールした。17日にセーブ失敗したオスナの状態が心配だが、19日には長谷川、澤柳も久しぶりの登板で無失点と好投するなどブルペン陣は磐石の体制を整えている。

打線では近藤が2本塁打をマーク。オリックスの山下、宮城と好投手からの一発は価値も大きい。打撃に苦しんでいた栗原も5試合で20打数6安打で打率3割。20日もノーヒットながら3四球など復調の気配を見せている。一方で心配なのはウォーカーだ。15打数1安打の打率6分7厘と低調だった。

2位日本ハムに1ゲーム差をつけて首位に立つソフトバンクは、23日から敵地でロッテと3連戦(ZOZOマリン)を戦う。移動日を1日挟み、27日からは本拠地ペイペイドームで西武3連戦、楽天2連戦の5連戦が組まれている。

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