高校生が伝承「富山大空襲を語り継ぐ会」戦争の悲惨さを後世に伝えてきた語り部が高齢化

富山大空襲を語り継ぐ会」は、今年度、高校生でつくるボランティアグループをはじめ、戦争を体験していない世代の伝承活動を支援していきます。

「富山大空襲を語り継ぐ会」がきのう総会を開き、今年度の活動方針を決めました。会では、富山大空襲の記憶と教訓を若い世代が体験者から聞き取り、後世に伝える活動を強化していく方針です。

体験者の「語り部」が高齢化し活動の先細りが懸念されていましたが、ことしの総会には高校生のボランティアグループのメンバー4人が出席しました。

輪音・薬師子龍代表:「県内の学童を回って平和について訴える活動をしていきたいと思っています」

「私たち高校生がより若い世代に富山大空襲をはじめ戦争について発信していく活動をしてきたいと思っていて、小学生の意見を聞いたりインプットだけじゃなくてアウトプットしていく時間も増やしながら講座をやっていきたいと思っています」

来年の戦後80年に向けて、「語り継ぐ会」では、富山大空襲の資料を常設展示できる資料館の設立を富山市に働きかけたいとして企業などに協賛や署名を募る活動も行っています。

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