「携行缶は自分で用意」逮捕の25歳男 被害者・宝島さんについて「名前も知らない、見たことない」 栃木・那須町2遺体

栃木・那須町で男女2人の焼けた遺体が見つかった事件で、逮捕された男は「依頼を受けて、携行缶は自分で用意した」と話していることが分かった。

捜査本部が置かれている警視庁大崎警察署で送検の際、終始うつむいていた平山綾拳容疑者(25)。宝島龍太郎さん(55)については、「名前も知らない」などと話しているという。

建設業の平山容疑者は、4月16日未明、那須町の河川敷で、宝島龍太郎さんと女性の遺体に火を付けた死体損壊の疑いで、22日朝、送検された。

平山容疑者は逮捕後の調べに対し、「那須の現場には行っていない。面識のある人物から依頼を受けて、携行缶を自分で用意した」と話していて、宝島さんについては、「名前も知らない。見たこともない」と供述しているという。

さらに、宝島さんは行方が分からなくなった15日夜、東京・上野でレンタカーに乗りこんでいたが、その後、レンタカーは東京・品川区に移動し、宝島さんらが車から降りる様子が確認されたことも新たに分かった。

平山容疑者名義の車からは、宝島さんの所持品が見つかっていて、警視庁は、宝島さんが車を乗り換えた可能性もあるとみて、詳しい経緯を調べている。

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