「ご結婚されていますか?」坂口涼太郎さんがこの問いに思うこと(東京レインボープライド2024)

都内で開催された「東京レインボープライド2024」のパレード(東京都渋谷区)

【あわせて読みたい】「おっさんずラブ」出演の坂口涼太郎さん「誰でも最愛の人と法的に家族になれますように」。結婚の平等求める投稿に共感相次ぐ

俳優の坂口涼太郎さんが4月21日、自身のXで「結婚の平等」(法律上の性別が同じふたりの結婚)が認められていない日本の現状について思いを発信しました。

坂口さんは、代々木公園で行われた国内最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド(TRP)2024」で、レインボーフラッグやカラフルな花を持って撮影した写真を公開。

続けて「結婚はしているのかと結婚ができない島で聞かれるふしぎ」と投稿しました。

法律上同性カップルが結婚できないのは憲法違反だとして、30人を超えるLGBTQ当事者が国を訴えている結婚の平等裁判は、7カ所の地裁・高裁判決のうち6カ所が違憲・違憲状態判決を出しています。ですが、法制化に向けた議論すらされていません。

また結婚できないことで、パートナーと法的な関係になるため、養子縁組で「家族」になる性的マイノリティの人々もいます。

坂口さんは、「養子(ではないのにここで恋人と一緒に生きてくために)縁組」「一年前と変わらへん🌈」ともつづりました。

投稿には「ハッピープライド」「みんながみんな『好きな人』と結婚できる世界になれば良いのになと思います」といったコメントが寄せられています。

坂口さんは、テレビ朝日系のドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』に鋼沢入鹿役として出演した3月、このようにつづっていました

「早く誰でも最愛の人と法的に家族になれますように。”結婚”でしか財産や命や大切な権利をパートナーに託せないのに男女しか結婚できないこの島の婚姻制度が変わりますように」

「まあ必ず変わるけどね!だって『#おっさんずラブ』大人気なんでしょう?これはファンタジーじゃないんやで」

今年のTRPのプライドパレード参加者は1万5000人、プライドフェスティバルの動員数は2日間で延べ27万人、協賛団体数は314(公式発表)。そして、テーマは「変わるまで、あきらめない」。 早く国が変わることを願っている人が、たくさんいます。

© ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社