上沢直之が3Aで5回5安打1失点で2勝目 メジャー昇格近いか

3Aウスターの上沢直之

レッドソックス傘下3Aウスターの上沢直之投手(30)は21日(日本時間22日)にマサチューセッツ州ウスターの本拠地で行われたレイズ傘下3Aダーラム戦に先発登板し、5回5安打1失点、7三振1四球で2勝目(1敗)を挙げた。防御率4・80。打者21人に79球投げた。チームは7―1で勝った。

最速93マイルのストレートをカウント球として使いながら、カッター、ツーシーム、カーブ、チェンジアップで相手打線を翻弄し、最後は9者連続凡退で締めくくった。

3A初先発となった10日(同11日)のシラキュース戦は5回を4安打3失点、5三振1四球とまずまずの投球を見せたが、16日(同17日)のダーラム戦は5回を6安打4失点、5三振4四死球と制球に課題を残していた。

レッドソックスの先発投手陣はビベッタ(2試合で1勝1敗、防御率0・82)が9日(同10日)、ウィットロック(4試合で1勝、防御率1・96)が17日(同18日)に相次いで15日間の負傷者リスト入りしている。復帰は5月の見込みで台所事情は苦しい。コーラ監督は18日(同19日)に「上沢直之を先発させる選択肢は?」との問いに「彼はその話し合いの中にいる」と答えている。念願のメジャー昇格は近いかもしれない。

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