ラファ空爆、子ども13人含む19人死亡 犠牲の妊婦から新たな命

Mohammad Salem Nidal al-Mughrabi

[ラファ(ガザ)/カイロ 21日 ロイター] - パレスチナ保健当局は21日、イスラエル軍の攻撃で過去24時間に48人が死亡、79人が負傷したと発表した。ガザ最南部のラファでは住宅2棟が空爆を受け、1世帯の子ども13人、妊婦を含む19人が死亡した。

一方、死亡した妊婦に緊急帝王切開が行われ、胎児が無事取り出された。新生児は体重1.4キログラム。医師によると保育器に入れられ容体は安定し、徐々に回復に向かっているという。

新生児の姉にあたる幼い娘は空爆で死亡した。叔父によると、妹が生まれてくることを喜び、名付け親になるつもりだったという。

イスラエル軍報道官はラファ攻撃について、イスラム組織ハマスの軍事施設やロケット弾発射基地、戦闘員などの標的に攻撃したと述べた。

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