東中予で22日午前、濃霧 松山空港発着便の欠航相次ぎ船舶にも影響

 22日午前、愛媛県の東中予は濃い霧に覆われ、松山空港では計8便が欠航するなどし、海上でも船舶の航行に影響が出た。

 松山空港発着の全日空便は、午前9時45分発大阪行きなど計5便が欠航。中部発の1便は松山空港に着陸できず、行き先を大阪に変更した。日航も大阪発の1便を欠航し、別の1便は引き返した。

 国際航路になっている今治市沖の来島海峡でも霧に包まれた。来島海峡海上交通センターは視程が500メートルを下回ったとして、午前7時20分から同11時半にかけて、全長200メートル以上の船舶などを対象に「航路外待機指示」を出した。

 松山地方気象台は22日昼にかけて、東中予に濃霧注意報を発表。21日の雨による高湿度と気温の低下が原因という。

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