デンマークNNIT、中国天津にアジア太平洋地域本部を設立

デンマークNNIT、中国天津にアジア太平洋地域本部を設立

天津市南開区にある天開高教科創園。(資料写真、天津=新華社配信)

 【新華社天津4月22日】デンマークのITコンサルティング企業NNITはこのほど、中国天津市でエコパートナー経済サミットおよびアジア太平洋地域本部のキックオフイベントを開催した。

 天津市は中国北部地域最大の沿海都市として、対外開放とイノベーション発展の先頭を走り、ビジネス環境が優れ、外資系企業も集積している。同社のフォルス最高経営責任者(CEO)は2023年10月に天津を訪問し、同市の商務局、南開区政府と戦略的協力協定を締結した。同市にNNITのアジア太平洋地域本部を設置するとともに、市内の天開高教科創園に科学技術研究開発センターを建設し、天開園の発展に寄与した。

 フォルス氏はあいさつで、次のように述べた。地域本部の天津への設置は発展戦略における重要な決定の一つだ。同市はビジネス環境が優れ、産業基盤や人材層などで長期にわたって優位性があり、外資企業の発展に良好な条件を提供している。NNITは地域本部の将来に自信を持っており、地域本部の展開を拡大させ、企業の中核競争力を高めるとともに、優秀な人材を集め、技術イノベーションと製品の研究開発に注力し、サービスの質を引き上げ、協力パートナーに高度な製品とサービスを提供していきたい。

 アジア太平洋地域市場のヘッドを務める邢振勝(けい・しんしょう)氏はデジタルソリューションを通じ、現地でより多くの医薬品企業をサポートし、人類の「公衆衛生・健康共同体」構築に技術面から貢献したいと述べた。

 1994年設立のNNITはデンマークの首都コペンハーゲンに本部を置き、2015年に米ナスダック市場に上場した。中国進出は2006年で、天津を出発点としている。

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