子供の虐待を見かけたら? 110番?直接注意する? こども家庭庁が解説

※写真はイメージ

あなたの周囲で、子供に暴力を振るったり暴言を吐いたりしている親を見たことはありませんか。

また、もし見かけたらどのような行動を取りますか。

直接、親を注意していいのか、110番に通報するべきかなど、どう行動するのが正解か分からない人も多いでしょう。

実は110番や119番通報と同じ3桁の『児童相談所虐待対応ダイヤル』という電話番号が存在します。

児童相談所虐待対応ダイヤルとは

以下では、こども家庭庁のウェブサイトを参考に『児童相談所虐待対応ダイヤル』について解説していきます。

児童相談所虐待対応ダイヤル「189」とは・・・

虐待かもと思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。

「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」」にかけるとお近くの児童相談所につながります。

通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は 守られます。

189番は『いち早く』という意味も込められており、匿名での通報も可能です。

「なんかヘンだ」「虐待かも」と異変を感じたら、ためらわずに通報してください。

『児童相談所虐待対応ダイヤル』に通報すると…。

児童相談所虐待対応ダイヤル「189」のしくみ

児童相談所虐待対応ダイヤル「189」にかけると、発信した電話の市内局番等から(携帯電話等からの発信はコールセンターを通じて)当該地域を特定し、管轄の児童相談所に電話を転送します。

主な転送パターン

(1)固定電話からかけた場合

発信した電話の市内局番等から管轄が特定できれば、そのまま児童相談所へ転送。

特定できない場合は、ガイダンスに沿って発信者にお住まいの地域情報を入力してもらい、管轄児童相談所を特定。

(2)携帯電話から発信した場合

オペレーターが発信者からお住まいの地域情報を聞き取り、管轄児童相談所を特定。

虐待により子供がケガをする恐れがあるなど、緊急性を要している場合は、110番通報をしてから、189番に通報するのがいいでしょう。

時と場合にもよりますが、親を直接注意することは、トラブルに発展する恐れがあるので推奨はされていません。

子供の虐待を通報できる、189番の『児童相談所虐待対応ダイヤル』。

通報のほかにも、出産や子育てに関する悩みも相談できるので、189番を覚えておきましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典

こども家庭庁

© 株式会社グレイプ