シュート成功率やヨキッチ対策など課題が浮き彫りに…レイカーズが初戦を振り返る

4月21日(現地時間20日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは、敵地ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツとのプレーオフ第1ラウンド初戦を戦った。第2クォーターには一時12点差のリードを奪ったレイカーズだったが、後半に失速し最終スコア103-114で敗れている。

レブロン・ジェームズは、試合について「良いバスケットボールができていたが、第2クォーター終盤に彼らを勢いに乗せてしまった」と振り返る。

「彼らはシュートを決めきる点において非常に優れていた。彼らはシュートを決めていたが、俺たちはオフェンス面で良いプレーができなかった。良い形でシュートまで持っていくことはできたと思うけど、得点に繋げることができなかった。彼らの方が良い仕事をしたのさ」

この試合で特にシュートに苦しんだのはディアンジェロ・ラッセルだった。3ポイントは9本中わずか1本の成功に留まり、フィールドゴール成功率も30パーセント(20本中6本成功)に終わっている。しかし、ラッセルは落胆することなくすでに第2戦に向けて前を向いている模様。

「良い形で打てていた。結果に腹を立ててはいけないよ。前に20本もシュートを打ったのがいつだったか覚えていない。そのくらい、良い形で20本シュートを打てたのは僕にとって良いことなんだ。そのうち5、6本は“良い”とは言えないけどね。それでも、僕にできることはわかっている。率直に言って、次の試合に向けて興奮しているよ」

アンソニー・デイビスは、相手の大黒柱であるニコラ・ヨキッチに対するディフェンス戦略に関して見解を述べた。初戦では昨シーズンのプレーオフ同様に八村塁がマッチアップ。昨シーズンでは功を奏したヨキッチ対策だったがこの試合では上手く機能せず、特に後半のスコアリングランを許す結果に繋がった。

「僕がヨキッチにマッチアップするのが少し遅かったと思う。それまでは塁が良い仕事をしてくれていた。フィジカルで強く当たり、できるだけ外でボールを持たせて、トップからタフショットを打たせることができていた。ただ、僕たちは今日の試合を再度確認してチームとして調整しなければならない。塁のヘルプに行けていたか、ヨキッチが得点を重ねている間に塁を1人にさせてしまってなかったか、ということを話し合うんだ。その上で第2戦に臨むよ。話し合いの結果、僕が試合を通してヨキッチをマークすべきということになるのであれば、それでも構わない」

レイカーズは昨シーズンのプレーオフから数えてナゲッツに8連敗となった。このことについて問われたレブロンは、疑念を一蹴するのように次の通りコメントしている。

「彼らがホームの初戦に勝ったということに尽きる。俺たちはもっと良い状態に整えた上で、月曜日(現地時間)に再戦するチャンスがあるんだ。この戦いがどれほど厳しくて、相手がどれほど手強く素晴らしいチームかはよくわかっている。全てはコートの上で勝負が決まるんだ。(連敗していても)俺は疑心暗鬼になるようなことはない」

攻守両面での課題が明確になったレイカーズだが、前年王者ナゲッツに対しどのように対策できるか。レイカーズとナゲッツの第2戦は、23日11時ティップオフ予定。

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