人工衛星「YODAKA」模型披露 花巻・宇宙の日イベント

花巻北高生がミッション設定や命名などで関わった人工衛星「YODAKA」の実寸大模型

 宇宙をテーマに花巻市を盛り上げるイベント「花巻 宇宙の日」は21日、同市若葉町の市文化会館で開かれた。県立花巻北高校の生徒が携わった超小型人工衛星「YODAKA」の実寸大模型のお披露目や、リレー形式のスタージャンプ挑戦などが企画され、市民が宇宙のロマンに触れた。

 同市の合同会社「SPACE VALUE」と宇宙産業の総合的なサービスを展開する東京都の「Space BD」が主催、同校のボランティアスタッフが運営に協力し、市内の親子連れらが参加した。

 初めに会場にプラネタリウムを再現し、今秋の打ち上げを計画しているYODAKAの性能などを説明。400キロメートルの高さで地球を周回し、搭載した4種類のカメラを地球側に向け撮影するほか、同校生徒が決めたミッションとして全国から募集した上の句と下の句のデータを宇宙空間で受け取り、短歌を完成させ地球に戻すことが紹介された。

 ミッションは年末か2025年初めに完成する見通し。

© 岩手日日新聞社