バルセロナ・シャビ監督がクラシコでの判定に不満「不利な状況あった」 相手指揮官は「ゴールではない」

バルセロナのシャビ監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナが21日(日本時間22日)、レアル・マドリードとの伝統の一戦「クラシコ」での判定にクレームをつけた。

今回はバルセロナが敵地に乗り込んだ一戦。事件は、1―1の前半28分に起きた。右CKからFWラミン・ヤマルがニアで合わせ、ボールはゴールへと向かったが、これを相手GKアンドリー・ルニンがかき出した。このプレーを巡ってビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も介入したが、最終的に主審は得点を認めなかった。スペインリーグでは、ゴールラインテクノロジーは導入されていない。

結果的に試合は2―3で敗戦。スペインメディア「エル・ナシオナル」によると、この判定に、シャビ監督は「我々がコントロールできない不利な状況があり、それは審判の判定によるものだ」と不満をぶちまけた。ドイツ代表GKマルクアンドレ・テアステーゲンも「この世界では多額のお金が動いているのに、なぜ他のリーグが持っている技術を導入する資金がないのか理解できない」とまくし立てた。

一方、スペイン紙「アス」によると、Rマドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は「あれはゴールではなかった。ボールは枠に入っていない」とコメント。相手指揮官の不満については「シャビがどう考えているかについてはコメントしたくない。試合は互角で、拮抗していたし、両チームともいい場面があった。最最後の力を振り絞り、我々は勝利した」と語るにとどめた。

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