住野よる の最新小説『告白撃』のカバーデザインと店舗限定特典情報公開。a flood of circle 佐々木亮介よりコメント到着

住野よる による書き下ろし最新小説『告白撃』(2024年5月22日発売予定、株式会社KADOKAWA)のカバーデザインと一部店舗限定の特典情報が発表された。 さらに、本作品に登場するa flood of circleの楽曲「Honey Moon Song」について、著者とa flood of circleボーカル・佐々木亮介よりコメントが到着した。

『告白撃』装画について

本日、『青くて痛くて脆い』でも住野とタッグを組んだイラストレーター・ふすい による『告白撃』の装画とカバーデザインが公開。美しい朝焼けの街を歩く男女の後ろ姿は、二人の気のおけない関係を想像させ、どこか懐かしさと切なさも感じさせる。

『告白撃』応援店限定特製ステッカーについて

一部対象店舗で本作品をご購入いただいた方に、ふすい による装画と、住野よる の公式X(旧Twitter)のアイコンでもある「本体」のイラストを使用した特製ステッカーをプレゼント。 対象店舗など、詳細はこちらの記事をご確認いただきたい。 https://kadobun.jp/news/press-release/entry-90403.html

『告白撃』とa flood of circleの楽曲「Honey Moon Song」について

本作品の登場人物が特別な思い入れを持っている楽曲として、住野よる も偏愛するロックバンド・a flood of circleが2017年に発表した「Honey Moon Song」が登場する。情報解禁にあたり、住野と、ボーカルであり作詞も手掛けた佐々木亮介からそれぞれコメントが到着。楽曲がどのように作品を彩るのか、期待したい。

著者・住野よる よりコメント

登場人物達に出会う際、生み出すというよりは見つけるという感覚でいます。今作『告白撃』の有永千鶴とは、a flood of circleのライブ会場で出会いました。ストーリーが先に出来上がり、それからこんな経験をするのはどんな人物だろうと模索する日々の中、代々木公園で開催されたフラッドのライブを見に行きました。あの日の感覚を言葉にするとしたら、やっぱり見つける以外にないと思います。ライブ中にふと、千鶴が今、代々木公園に来ているような気がしたんです。フラッドの大ファンである彼女のことを急激に理解していくうちに、彼女ならきっと曲を仲間の前で口ずさむこともあるだろうと考えました。そこでフラッドに「うちの子が大好きなんですけど、作中で歌詞を出してもいいですか?」と訊いたら、快くOKをいただきました! ありがとうございます!! 僕も千鶴と同じく、「Honey Moon Song」が大好きです。

a flood of circle ボーカル・佐々木亮介よりコメント

昔彼は、a flood of circleの“月面のプール”という曲を聴きながら“よるのばけもの”を執筆したと聞いた。

僕は、彼自身のセルフタイトルのようなその小説を読んで、深夜のとある集合場所でだけ本音を曝け出せる、というイメージを得た。

代々木公園で初めて演奏した“Party Monster Bop”という曲にはそれが染み込んでいたと思う。

その代々木公園でのライブで、彼は新しい小説“告白撃”の登場人物のイメージを得た(見つけた)らしい。

“Honey Moon Song”が小説の中で鳴り響くなんて思いもしなかった。

未来のことは誰も知らない。

そしてまた新しいイメージを得ているところ。

住野くん、俺たち違う場所で、でもきっと同時に何かしでかしてやろうと蠢いてきたね。

何度物語が終わっても始め続けてくれてありがとう。

まだ生きてる訳だし。

行けるところまで行こうね。 なお、本作品『告白撃』の情報は、本日4月22日(月)にオープンした特設サイトおよび公式X(旧Twitter)でも随時更新される。 ▼特設サイト▷https://kadobun.jp/special/sumino-yoru/kokuhakugeki/ ▼公式X(@kutekute0302)▷https://twitter.com/kutekute0302 【住野よる(すみの よる)プロフィール】

高校時代より執筆活動を開始。2015年、デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、累計部数は300万部を突破。23年『恋とそれとあと全部』で第72回小学館児童出版文化賞を受賞。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』、「麦本三歩の好きなもの」シリーズ、『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。乾杯するのが好き。

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