公式戦連敗のアトレティコ、CL敗退の傷癒えずとシメオネ監督「起こるべくして起こった」

公式戦連敗を喫したシメオネ監督[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が痛恨の黒星を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。

先日のドルトムントとのチャンピオンズリーグ(CL) 準々決勝では、ホームの1stレグで先勝しながらもアウェイの2ndレグで打ち負け、ベスト8敗退となったアトレティコ。残す最大のミッションはラ・リーガでの4位死守となった中、21日の第32節でアラベスとのアウェイゲームに臨んだ。

試合はホームチームに序盤から先制点を許す展開となり、追いつけないまま前半終了。後半もチャンスを作りながら牙城を崩すことができず、後半アディショナルタイムにはスペイン人FWルイス・リオハに見事なボレーを決められ終戦となった。

これで公式戦2連敗となり、5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差も縮まることに。シメオネ監督はドルトムント戦の敗北を引きずってしまったと振り返っている。

「火曜日の打撃の後、そこから立ち直るのは簡単ではなかった。起こるべくして起こったことだ。最初のピンチで失点してしまった」

「前半は望むような試合ができなかったが、後半は違い、同点ゴールに近づいた。(サムエウ・)リーノのシュートもあったし、(アンヘル・)コレアのシュートシーンではGKが素晴らしいセーブを見せた… そしてリオハの素晴らしいシュートがゴール隅に決まった。彼を祝福しよう。あとは働くだけだ。それ以上はない」

あろうことか、次節はビルバオとの直接対決。シメオネ監督はそれまでにチーム状況の改善を試みるつもりだ。

「なぜこのようなことが起こったのかはわかっているが、解決はできていない。改善できるかどうかは我々コーチングスタッフ次第だ」

「新たなチャンスと言えるアスレティック戦に集中する。我々にはファンの力が必要だが、今は批判されるのを承知の上で、静かに仕事をしなければならない時だ。単純な1週間にはならないだろうが、これがフットボールであり、我々の生きる道だ」

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