滝観洞、滝流しそば復活へ 住田、観光センター27日新装オープン

27日にリニューアルオープンする滝観洞観光センター

 滝観洞(ろうかんどう)の名物「滝流しそば」復活へ―。住田町上有住の滝観洞観光センターは、「滝流しそば」を体験できる「そばテラス」を設置し、27日にリニューアルオープンする。施設は町産のスギを使い温かい雰囲気に生まれ変わったほか、訪日外国人の増加を見据え、券売機の多言語対応を進めた。

 20日は内覧会を開き、町内外の観光関係者ら約20人が視察。センターは旧施設隣に新築し、1階は物販スペースと入洞受付で、ブランド豚「ありすポーク」を使ったレトルトカレーなどの特産品を販売。券売機は英語や中国語、韓国語に対応したタッチパネル式で、海外から訪れる観光客を迎える。

 2階には、リニューアルのため2022年に営業を休止したアトラクション「滝流しそば」を体験できる「テラス」を整備。キッズコーナーを備えた食堂では、滝流しカレー(800円)や滝流しそば(750円)などを提供する。

 27日はオープニングセレモニーとして郷土芸能の披露と安全祈願祭を行う。5月3~5日は「滝に鯉(こい)(恋)まつり」を開催し、3日は滝流しそば大食い大会や祝い餅つきなどを展開する。

 問い合わせは同センター(0192.48.2756)へ。

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