岩手県はILC=国際リニアコライダーについて早期の誘致判断を政府に促すため2024年度、国民的な機運の盛り上げを加速させる方針です。
これは22日に県庁で開かれた県のILC推進本部会議で決まったものです。県によりますと、現在ヨーロッパで新たな加速器の建設に関する調査が行われていて、2025年12月ごろに建設が可能か結論がまとまるということです。これが国内誘致実現の判断の節目とされることから県はこれより前に誘致実現に向けて政府の決断を後押しする考えです。
(達増知事)
「日本政府の早期の誘致判断が必要。関係者と一体となって国民的機運を盛り上げていこう」
その上で今年7月に東京都で国内外の研究者が集まるリニアコライダーワークショップの機会を活用して情報発信を進めるということです。