大谷翔平の“ゴジラ超え”、三大通信社が世界中に発信「日本人ヒーローが打ち立てた記録を塗り替え、野球の歴史に新たな1ページを加えた」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、またひとつ金字塔を打ち立てた。現地4月21日に行なわれたニューヨーク・メッツ戦の第2打席で、今季5号2ラン本塁打を右翼スタンドに打ち込んだ。この1発で大谷はMLB通算本塁打を「176」とし、並んでいた松井秀喜氏(元ニューヨーク・ヤンキースなど)を抜いて日本人最多記録を塗り替えた。

大谷の本塁打記録更新には、世界三大通信社も反応。米国・ニューヨークの『AP』は、「ドジャースのオオタニが、マツイを抜いて日本出身選手によるMLB最多本塁打を達成」と見出しを立て、「オオタニは、ヒーローのひとりが打ち立てた記録を超え、野球の歴史に新たな1枚を加えた」と伝えた。

英国・ロンドンに本社を置く『Reuters』も、「オオタニが日本人のHR記録を樹立。今季5本目、MLBキャリア176本目となる本塁打で、同郷マツイに並んでいた記録を打ち破った」と報じた。また、「MLB7年目、725試合目での出来事で、最初の6シーズンはロサンゼルス・エンジェルスでのもの。マツイはヤンキースでの10シーズン・1236試合で175本を打っていた」とも伝えている。
フランス・パリに拠点を置く『AFP』も、大谷が松井氏の記録を抜くMLB通算176号を放ったと報じ、「ヤンキースの一員として2009年のワールドシリーズ最優秀選手に輝いたマツイは175本塁打を記録するのに10シーズンを要し、一方のオオタニは7シーズンで彼を追い抜いた」と記している。

また『AFP』は、「ベーブ・ルース以来、最も才能のあるオールラウンドプレーヤーと見なされている29歳のオオタニは、ドジャースと10年7億ドル(当時約1015億円)という、スポーツ界の記録を打ち破る契約の1年目を迎えている。右肘を手術したため、今年は登板しないが、打席では好調なスタートを切った。打率.368、35安打、11二塁打は両リーグトップの数字だ」と、好調ぶりにも触れている。

大谷の本塁打記録と今季の好調ぶりは、三大通信社から世界中に発信された。

構成●THE DIGEST編集部

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