小中学生が夢中になる趣味 3位の「運動・スポーツ」にダブルスコアを付けた1位、2位は現代病?

あなたの子どもには「夢中になっている趣味」がありますか?子どもの趣味は「学習意欲の向上につながる」「コミュニケーション能力が身につく」などと言われている。そこで小中学生の子どもをもつ親514人に「子どもの趣味」についてアンケートを実施し、その結果をランキング形式でまとめた。

「子どもが夢中になっている趣味」第1位は「ゲーム」で187票。2位の「動画視聴」も175票と肉薄した。上位2つが人気な理由はスマホなどで手軽にでき、小学生から中学生まで幅広い子どもたちが楽しめるからだと考えられる。「友達とチャットや通話しながらゲームをしている」など、趣味が友達とのコミュニケーションに役立っている様子も見受けられた。

3位には「スポーツ・運動」がランクインも89票も、2位とはほとんど2倍の差をつけられる結果に。上位7位までを見ても、「スポーツ・運動」以外はインドアな趣味で、大人に比べて移動手段が限られるため「身近なところでできる趣味」が列挙したようだ。

また「趣味が子どもに良い影響を与えていると思うか」という質問には、8割近く(78.2%)が「そう思う」と回答。その理由について「社交性が身につく」(81人)、「学びの機会になる」(80人)、「子どもが楽しそう」(60人)などが上位にランクイン。具体的には「オンラインゲームでいろんな人と関わっているので、人間関係の勉強もできるかなと思っている」(30代)など、楽しいと思えることに自発的に取り組むことで、知識や技術を習得でき、「思考力」や「集中力」も高まると感じている人が多く見られた。

逆に「良い影響ではない」と考えている親からは、「中毒性があり他のことがおろそかになる」(25人)や、「将来の役に立たない」(21人)という意見も。他にも動画やゲームの影響で乱暴な言葉や下品な言葉を使うようになり、親が「そんな言葉遣い、どこで覚えたの」と驚いてしまうこともあるようだ。

◆参考リンク( https://atam-academy.com/

(よろず~ニュース調査班)

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