GACKT、浜辺美波と映画共演も話せず クランクアップで会話「本当に一番最後の瞬間だけ」

製作報告会に登場したGACKT【写真:ENCOUNT編集部】

監督が告白「現場でめちゃくちゃ怖かった」

俳優でミュージシャンのGACKTが22日、都内で行われた映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(7月26日公開)の製作報告会に、主演の浜辺美波、赤楚衛二、武内英樹監督らとともに出席した。浜辺と「本当に一番最後の瞬間だけでしたね。話しかけられたのは」と明かした。

劇中で織田信長を演じるGACKTは「オファーがあったときに、まず最初話来たんですけど断ったんですよ」と暴露。「『信長って何ですか?』『信長って本当の信長ですか?』と聞いて、『まず話聞いていいですか?』というところから始まった」と述懐。武内監督に「歴史上、今までの映画、ドラマで演じられてきた他の信長よりも『一番カッコいい信長をやってほしい』と言われた。それなら『もしかしたらできるかもしれないですね』と(伝えた)」と豪語。

しかし、いざ撮影が始まると「武内監督は褒めてくれるんですけど、その褒め方が下手すぎて。カットかかるじゃないですか、(武内監督が)『無駄にカッコいい』って。ぜんぜんうれしくない。『無駄』っていります?」と公開ダメ出し。

それを聞いて武内監督は「(GACKTが)現場でめちゃくちゃ怖かったですね!」と反論。「カッコよくもあり、ミステリアスな信長を演じてほしいとお願いした。現場でも異様に怖くて。GACKTだけが浮いてましたね」と振り返った。

GACKTは「意図はしてないですけど、キャラクター的に、『もしかしたら他の共演者の方々と仲良くなっちゃいけないのかな?』とか、僕なりに色々感じていた。僕に最初に声をかけてくれたのは、(共演者の1人である)高嶋(政宏)さんだけで(笑)。最初に話したのはSMの話」と明かして会場の笑いを誘う一幕も。

そんなGACKTについて浜辺は「近寄りがたくはありました」と本音をポロリ。「オーラみたいのがすごくあった。軽々しく話しかけられないような。私も、ちゃんと会話したのは、ほぼクランクアップのときに『ありがとうございました~』って言ったくらい」と明かすと、GACKTも同意して「そうですね。本当に一番最後の瞬間だけでしたね。話しかけられたのは」と強調。

浜辺が「話しかけたかったんですけど『役作りもあるかな』と思って」と弁明すると、赤楚は浜辺が「GACKTさんの裏で(GACKTが主演を務める『翔んで埼玉』シリーズの)埼玉ポーズをずっととってた(笑)。『やってんな~』と思いました」と暴露。浜辺は「最終日、クランクアップしちゃうから、前日に『埼玉』を観に行って、ずっと裏でこうやって」と埼玉ポーズを披露した。

同報告会には、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎、武内英樹監督も出席。ポスタービジュアルや本編映像などが初お披露目された。

同作は、14万部超を記録する同名ビジネス小説を原作とする和製ヒーローエンターテインメント作品。コロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、あろうことか総理が急死した日本に、日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が議員バッジをつけて大集結。現代の日本と歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが生まれる様を描く。

テレビ局政治部の新人記者として、最強内閣のスクープを狙う主人公・西村理沙を浜辺が演じる。また、歴史的偉人の中から、内閣官房長官・坂本龍馬を赤楚、経済産業大臣・織田信長をGACKT、文部科学大臣・紫式部を観月、財務大臣・豊臣秀吉を竹中、そして内閣総理大臣・徳川家康を野村が演じる。ENCOUNT編集部

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