日本年金機構の職員を名乗る不審電話に注意 ネットバンキング使い現金詐取の手口 宮崎県警が注意喚起

宮崎県警は22日、県内で日本年金機構の職員を名乗る人物から電話でネットバンキング口座の情報を教えるよう指示される事案が発生したとして、防犯メールで注意喚起した。

県警によると、電話で「還付金がある。還付手続きを行うため、指定のLINEアカウントを追加して」とLINEに誘導後、口座情報を求めてくるという。県警は「ネットバンキング口座を開設させたり、すでに開設されたネットバンキング口座の情報を聞き出したりして、不正アクセスにより大金をだまし取られる被害が急増している。このような電話は詐欺。十分注意して」と警戒を呼びかける。

県警によると、日本年金機構が口座番号を聞いたり、ATMの操作を指示したりすることはない。また、現在、日本年金機構の公式LINEアカウントは存在しない。被害に遭わないために「還付金の手続きのためにネットバンキング口座の情報を教えてほしい」などの文言には応じないことが重要という。

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