『アパートでの猫暮らし』にお迎えしやすい猫種3つ 家が広くなくても猫が快適に暮らせるアドバイスも

1.ペルシャ猫

「猫の王さま」と呼ばれるほど気品のあるペルシャ猫。大柄な体とボリュームたっぷりの被毛をもつ、ゴージャス感あふれる猫種です。

ペルシャ猫の基本的な性格は、おとなしくて動作もゆったりとしています。子猫の頃は好奇心旺盛でも、大人になるとアクティブに動くことも少なくなります。運動よりも寝ていることを好む猫なので、逆に飼い主さんが「運動をさせなくては」と気にするほどかもしれません。

ダイナミックな上下運動を欲せず、鳴き声も控え絵で留守番上手なのでアパートでも飼いやすい猫種ですが、やはり肥満になりやすい懸念があります。

そこで、賃貸の部屋は極力間仕切りをせず、自由に歩き回れるスペースを作ってあげるのがおすすめです。また、かまいすぎるとストレスがたまりやすいので、自由にさせてあげましょう。

2.ブリティッシュショートヘア

イギリス最古の品種といわれているブリティッシュショートヘアは、「不思議の国のアリス」に登場するチュシャ猫のモデルとなった猫ですね。がっちりとした骨格で頬が丸くてヒゲ袋がキュートです。性格はとても穏やかで知的です。

もともと「ネズミハンター」として活躍していた猫種なので、運動能力は高いものの、基本的に落ち着きがあります。静かに過ごすことが好きなので、オンとオフを上手に使い分けて遊びます。

肥満になりやすいことが懸念されるため、迷惑がかからない時間帯を選んで、コンスタントに遊んであげるのがおすすめです。

なおブリティッシュショートヘアは「無口」で知られる猫種で、かすれた声で鳴く程度なので、騒音トラブルになりにくいと考えられます。

3.エキゾチック・ショートヘア

ペルシャとアメリカンショートヘアをルーツにもつエキゾチック・ショートヘア。「短毛のペルシャ」や「手間のかからないペルシャ」「身近なペルシャ」などと言われている比較的新しい猫種です。

ペルシャ猫の気質を受け継いでいるため、性格は穏やかでのんびり屋さん。好奇心やお茶目な雰囲気はありますが、部屋の中を走り回って暴れるようなことはあまりないといわれています。さらに、あまり鳴き声も出さず、まれに「んにゃ~」と声を出す程度です。

とても飼いやすいとされている猫種ですが、肥満になりやすいのが短所。低カロリーや脂質を控えめにするなど食事で調整するとよいでしょう。

スペースを有効活用

大きな声で鳴く懸念が少なく、暴れることが少ないとされている猫種は、人間の目線でとても飼いやすいと感じることでしょう。

しかし、いくら大人しいからといっても、運動不足は肥満の原因にもなりますし、健康トラブルや病気を招いてしまうものです。

手っ取り早いのが、キャットタワーや猫の運動不足解消グッズを購入することですが、最近では賃貸でもOKなキャットウォークのDIY情報もたくさん出回っています。平面の面積が狭いとしたら「高さ」で考えて、猫のスペースを設置してあげましょう。

まとめ

今回は、「アパート暮らし」にお迎えしやすい猫種について解説しました。

猫をアパート等の共同住宅で飼うにあたり、心配なのが「物音」と「鳴き声」。「物音」の方は防音カーペットや部屋の整理整頓といった多少の努力で軽減できますが「鳴き声」はなかなか難しいものです。鳴き声は個体差がありますので、猫に不満やストレスを感じさせないよう「鳴かない環境づくり」を心がける必要があります。

まずは普段から猫がリラックスできる環境を目指しましょう。たとえ「アパートでの猫暮らし」にお迎えしやすい猫種でも、日々のストレスを溜めないように配慮することが大切です。

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