練習船「こじま」最後の航海 世界一周の旅へ出発 呉市・海上保安大学校

呉市の海上保安大学校で遠洋航海実習の出港式が行われ、実習生たちが練習船『こじま』では最後となる世界一周の航海に出発しました。

【実習生代表・胡木皓一さん】
「巡視船こじまでの遠洋航海は今回で最後となります。ラストこじまとしてふさわしい実習となるよう、チーム一丸となって実習に取り組みます」

今年で70回目となる海上保安大学校の遠洋航海実習は学生生活4年間の総仕上げとして、国際感覚を身につけることなどを目的に行われるものです。
実習には先月、海上保安大学校を卒業したばかりの36人を含む実習生42人が参加しています。

遠洋航海実習は1993年から現在の練習船『こじま』で行われてきましたが、今年7月に新たな練習船『いつくしま』が就役するため、『こじま』での実習は今回で最後になります。
実習ではアメリカやシンガポールなどに寄港しながら世界3万5000キロを航海します。
実習生たちは家族や在校生たちの見送りを受けながら、およそ3カ月間の航海へと旅立ちました。

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