地元産品でもてなし カレーや凍み餅提供 福島民報杯ツール・ド・かつらお

あぜりあをスタートする選手

 福島県葛尾村で20、21の両日開かれた福島復興サイクルロードレースシリーズ(トロフィー・ド・ふくしま)2024の第1戦「ツール・ド・かつらお~第10回福島民報杯~」では、村民が全国から集まった選手や観客を地元産品でもてなした。節目の10回を迎えた今大会には2日間で選手計180人が出場。白熱のレースで、復興へと歩む村を活気づけた。

 スタート・ゴール地点となった村復興交流館あぜりあでは21日、村女性会が地元のハーブ鶏を使った「ツール・ド・カレー」を振る舞い、レースを終えた選手の疲れを癒やした。ふるさとのおふくろフーズが凍(し)み餅、畜産会社「牛屋」が国産和牛を提供し、人気を集めた。村と包括連携協定を結んでいる郡山女子大は、エゴマ油が入った混ぜご飯などを届けた。

 大会に特別協賛した福島日産自動車は、あぜりあ駐車場に新型電気自動車(EV)の「日産アリア」、GT―R2024年モデルなど6台を展示した。電動乗り物「WHILL(ウィル)」も並べた。

 両日行われた表彰式では、実行委員会委員長代理の松本弘副村長が上位入賞者に賞状と村の特産品を手渡し、活躍をたたえた。

 大会は村、村商工会、葛尾むらづくり公社、福島民報社でつくる実行委員会の主催。福島日産自動車の特別協賛。郡山中央交通、郡中トラベルの協賛。

選手にツール・ド・カレーを振る舞う村女性会

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