会津・野岩鉄道の魅力発信 利用促進協議会 首都圏から誘客 ガイドブック作成へ 来年度以降は外国語版も検討

ガイドブック作成など今年度の事業計画を決めた総会

 会津・野岩鉄道利用促進協議会は今年度、首都圏からの誘客を促進するためガイドブックを新たに作成し、両鉄道の各駅や沿線地域の魅力を発信する。来年度以降は外国語版も検討し、インバウンド(訪日客)の誘客にも力を入れる。

 19日に福島県会津若松市の会津若松ワシントンホテルで総会を開き、ガイドブック作成などを盛り込んだ今年度の事業計画を決めた。

 これまでのPR用の印刷物はパンフレットやチラシなど簡易的なものだった。十数ページの冊子にすることで、より詳細な情報を掲載して利用促進につなげる。作成は1万部を予定している。

 来年度以降は、会津方面への来訪が多い台湾の観光客や、増えつつある欧米人観光客の利用も想定し、中国語版、英語版の作成を視野に入れる。

 事業計画ではこの他、フォトコンテストや絵画コンクール、ファミリー割引などの事業の継続も決めた。

 総会の冒頭、会長の室井照平会津若松市長は「観光路線として、さらに利用されるよう、魅力を発信していきたい」とあいさつした。沿線の市町村、観光団体などから約30人が出席した。

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