世界選手権3連覇の坂本花織 「練習を五輪につなげたい」 兵庫県スポーツ賞特別賞受け決意新た

 ジュニアスケーターと記念撮影する(後列左から)グレアム充子コーチ、中野園子コーチ、坂本花織、斎藤元彦兵庫県知事

 フィギュアスケート女子で、世界選手権で56年ぶりの3連覇を達成した坂本花織(24)=シスメックス=が22日、地元・兵庫県内の練習拠点「尼崎スポーツの森」で、斎藤元彦兵庫県知事(46)から「兵庫県スポーツ賞特別賞」を贈呈された。

 10~5月のシーズン中は1週間の半分を練習で使うという同所に凱旋(がいせん)。「3連覇は今年しかできないという思いで挑んだので、練習の成果が出せてよかった。これからは五輪を見据えた2シーズンになる。練習を積んで、五輪につなげたい」と笑顔であいさつ。現在は練習の傍ら地元でのオフを満喫し、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどを訪れたことを明かした。

 5月からは振り付け習得のため海外へ渡る予定で、来季に向けプログラムも新調する。視線は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向いており「どういうコンディションで臨めるか分からないが、目指す限りは上を目指してやっていきたい」と世界女王から五輪女王への飛躍を誓った。

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