「酸素ボンベを使おうとしたら爆発した」松山市の動物病院で火事 院長の男性(55)が腕にやけど

きょう昼頃、松山市内の動物病院で火事があり、院長の男性が腕にやけどを負いました。動物は無事でした。病院で使われていた酸素ボンベが爆発したという情報もあり、警察と消防が当時の状況を調べています。

一面煙に覆われた、松山市久米窪田町。道路を挟んだ向かいの建物からは火の手が上がっているのが見えます。周囲にはけたたましいサイレンが鳴り響きます。

きょう午後0時半ごろ、松山市久米窪田町の動物病院から消防に通報がありました。

滝口記者:

「あちらの動物病院で爆発が起きたということです。 現在も建物から白煙が出ていて、 あたりは焦げついた匂いが立ち込めています」

向かいの店で働いていた人:

「外サイレンが鳴ってたので、見てみたらまさか目の前の動物病院が火事になってるとは思ってなかったので」

通報を受け、消防車8台が駆け付け、およそ3時間半後に消し止めました。この火事で、2階建ての病院兼住宅が焼け、院長の井手規人さん(55)が左腕にやけどを負い、病院で治療を受けています。動物は無事でした。

市内中心部へとつながる幹線道路で起こった火事。原因となったのは…

「酸素ボンベを使おうとしたら、爆発した」

病院で使用されていた、酸素ボンベです。

動物病院裏に住む男性:

「煙が結構すごくて、自分の家の後ろくらいまで来てたんで、結構窓とか閉めて回ったんですけど、お風呂場が一番近くてちょっと煙が入って匂いがするような感じにはなってました」

映像には、消防署の職員がボンベを運び出す様子も。警察と消防では井手さんの回復を待って、当時の状況や詳しい原因などについて調べる方針です。

© 南海放送