広瀬アリス『366日』早くも視聴者離れの危機 畳みかける暗黒展開…ジリ貧を予感させる回想連発のもどかしさ

広瀬アリス(C)ピンズバNEWS

広瀬アリス(29)主演の月9ドラマ『366日』(フジテレビ系/毎週よる9時)の第3話が、4月22日放送される。第2話が4月15日に放送され、平均世帯視聴率が6.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)とまずますの数字をキープしたが、鬱展開の連続に早くも視聴者から悲鳴があがり始めている。

同ドラマは、HYの名曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代、お互いに片思いだった、雪平明日香(広瀬)と水野遥斗(眞栄田郷敦/24)が、12年後に晴れて交際することになるも、遥斗が意識不明の重体になる事態に。第2話となっても、なかなか希望の見えてこない展開が続いている。

その内容は、遥斗の緊急手術中、明日香と高校の同級生の小川智也(坂東龍汰/26)、下田莉子(長濱ねる/25)、そして、遥斗の両親、輝彦(北村一輝/54)と智津子(戸田菜穂/50)が駆けつける。手術を担当したのは、明日香が働く「オカベ音楽教室」に娘を連れてきた、脳神経外科医・池沢友里(和久井映見/53)だった。

友里の説明を聞いた遥斗の妹・花音(中田青渚/24)によると、遥斗は、橋から落ちそうになった子どもを助けようとして転落したという。明日香は、その橋は遥斗とデートの待ち合わせをしていた場所の近くだと気づき、「約束なんかしなければ」と自分を責め、遥斗とつきあい始めたことを彼の両親に言い出せず……という展開。

X(旧ツイッター)上では、《今週も悲しすぎた…寝てる姿と過去の姿で1時間…キュンキュン期待してたんだけど…》《全員不穏な兆しありすぎるからツライ…みんな壊れそうなときに遥斗が目覚まして、遥斗に助けられるみたいな感じで、ハッピーエンドが良いけど…》など、先の見えない展開を不安視する声が。このままでは、序盤にして視聴者が離れてしまいそうだがーー。

■回想シーンがネックに?

「第2話の終盤、智也(坂東)が野球場でボールを投げたあと、ヒジを気にするシーンから察するに、彼にもトラブルが起こりそうだし、莉子(長濱)の彼氏にも不穏な雰囲気が。さらに、もうひとりの同級生・吉幡和樹(綱啓永/25)と遥斗にも揉めた過去があるようで、しばらく明るい話題は出てこなさそうです。

鬱展開で配信サービス・TVerの人気が抜群だった、同枠で前期放送の『君が心をくれたから』は、雨(永野芽郁/24)の回復の希望を持たせながら、視聴者の興味を引っ張っていましたが、今作はその希望がないぶん、厳しくなっていくかもしれません」(ドラマライター/ヤマカワ)

また、X上で、《回想シーンが多すぎ》《話の進みがゆっくりすぎ》などの苦言も見られる。 そのうち明るい展開も出てくるのだろうが、それまで視聴者が待ってくれないと、視聴率、配信ともに数字がジリ貧になってしまいそうだ。

唯一の希望は、遥斗(眞栄田)を治療し、明日香(広瀬)に寄り添ってくれそうな、脳神経外科医・友里(和久井)の存在だろう。ハッピーエンドにつながるような、役割を担ってくれることを期待したいところだが、そんな明るい光が見えるまで、本作の鬱展開がどこまで続くのか、注目したい。

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