国内で初めて日本政府を提訴 中国の慰安婦被害者の子女18人

 中国の慰安婦被害者の子女18人は今月8日から10日にかけて山西省高級人民法院〈高裁〉に対し日本政府を提訴する訴状を次々に提出した。中国の慰安婦グループが32年前に日本を訴えて以来、中国の裁判所で日本政府を提訴したのは初めて。

 今年78歳の李拉弟さんは慰安婦被害者である万愛花さんの養女だ。李さんは民事訴状の中で、中国侵略戦争の中で万さんに対し拉致、拘束、性的暴行、虐待、屈辱、傷害、疾病感染などの重大な違法犯罪を働いた日本軍の権益侵害行為について被告の日本政府に判決を言い渡すよう請求し、また、日本政府に対し、公の場で謝罪、改悛(かいしゅん)し、人身損害賠償金と精神的慰謝料合わせて200万元〈1元=約22円〉を支払うよう請求している。〔太原4月18日発中国新聞社=中国通信〕

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