愛媛県勢として第1号!パリ五輪出場決定 今治市出身のレスリング・曽我部京太郎選手が喜び語る

愛媛県勢としては第1号です。開幕まで3か月となったパリオリンピック。今治市出身のレスリング・曽我部京太郎選手がパリオリンピック出場を決めました。

きのう、キルギスで行われたレスリングのパリオリンピックアジア予選。

男子グレコローマンスタイル67キロ級に今治市出身の曽我部京太郎選手は、準決勝でカザフスタンの選手にテクニカルスペリオリティで勝利し、上位2人に与えられるオリンピック出場枠を獲得し初の代表に決まりました。

曽我部選手は22歳、今治西高校、日本体育大学を卒業後、現在ALSOKに所属しています。

曽我部選手の恩師・越智雅史さん。

越智先生:

「一緒ですね。髪型が変わるくらいで。言うこともやることも、昔から 素直な感じでコツコツ、帰ってきても毎日練習きて、練習もするし」

曽我部選手がレスリングを始めた小学3年生から高校卒業まで今治市のレスリングクラブで指導していました。

高校時代、曽我部選手は将来の目標についてNEWS CH.4の取材でこう話していました。

曽我部選手:

「今の目標、夢はオリンピックで金メダルを獲ることなので、今はその目標に近づいてきた。今まで先生や家族や周りの人が支えてくれているので、しっかり恩返ししたい」

夢への大きな一歩を叶えた教え子。

(電話で)

越智先生:「おつかれさん」

曽我部選手:「ありがとうございます」

越智先生:「あめでとうっていうのは、メダルとってからにしよわい」

曽我部選手:「はい、それまでとっといてください」

曽我部選手:

「出場の権利をとれたことは本当にうれしいです。9月の世界選手権では本当に悔しい思いをして、このアジア予選までやってきたので、今までコツコツ積み重ねてきたことが結果としてつながったのでほんとによかったです」

越智さん、曽我部選手のオリンピック出場が決まる前から、すでにパリ行きの航空チケットを予約していたそうです。

越智先生:

「(出場)資格とったのがゴールではないので。これで多分満足してる彼ではないと思うので、帰ってからも努力はつづけてくれるとは思います」

県勢のレスリングでの五輪出場は2004年のアテネ、2008年の北京に出場した大学時代の恩師 宇和島市出身の松本慎吾さん以来、2人目となります。

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