緊急対応レベルアップ、珠江流域の北江で大洪水発生の可能性―中国

北江など多くの河川では、水位が水防警報発令基準を超え、山津波や地質災害が多発し、一部の町では冠水が発生しました。

中国南部広東省の大部分の地域は18日以降豪雨に見舞われ、局地的に集中豪雨が降りました。その影響を受けて、北江など多くの河川では、水位が水防警報発令基準を超え、山津波や地質災害が多発し、一部の町では冠水が発生しました。

これを受け、国家洪水干ばつ防止総指揮部弁公室(国家防総)と応急管理部は21日、洪水防止ビデオ会議を開き、中国気象局、水利部、自然資源部、住宅都市・農村建設部と協議し、広東、広西、江西、福建、浙江など省・自治区の関係部門と消防救援総隊を動員し、現在の洪水防止・救援活動を手配しました。

気象、水文部門の予測によりますと、江南(江蘇省南部から浙江省、江西省北部)、華南(広東、広西など)では強い雨が続き、西江の中下流の本流や、その支流である柳江、桂江、賀江、北江の本流と一部の支流は引き続き水位が上昇し、北江では特に大規模な洪水が発生する可能性があります。「国家洪水干ばつ防止応急対策案」及び関連規定に基づき、国家防総は21日正午、広東省に対する洪水防止4級緊急対応を3級に引き上げることを決定しました。

国家防総はすでに、堤防巡視調査の技術装備を広東省に輸送し、北江の堤防のパトロールと防御を支援し、洪水防止・災害救援の物資を備え、緊急排水チームを組織して地元を支援する準備を整えています。(提供/CRI)

© 株式会社 Record China