宮城県産イチゴがグアムへ初輸出 鮮度を保ち成田空港経由で

東北でトップの生産量を誇る宮城県産イチゴが、グアムへ輸出されることになりました。グアムへの宮城県産イチゴの輸出は初めてです。

22日、山元町の農業法人など宮城県5市町の10カ所でグアムへの出荷作業が行われました。

朝に収穫されたばかりのイチゴが選果場でパックと段ボール箱に詰められ、計840パックがトラックに積み込まれました。

イチゴは岩沼市の物流センターで鮮度を保つ梱包をした上で、成田空港から航空便でグアムに届けられるということです。

県産イチゴの輸出は、ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが取り組んでいます。

25日にグアムでドン・キホーテの新店舗がオープンすることになり、今回の輸出が決まりました。

輸出農業法人平田勘司郎専務「国内市場や地産地消には限界を感じていた。宮城県のイチゴの品種と特性を生かして、海外に大きく販路が拡大したことに非常に期待している

県国際ビジネス推進室鈴木清英室長「新しくグアムにオーダーをいただいたことは、非常に誇らしい。実績を積み上げてきた生産者と流通事業者の努力のたまもの。これからも宮城県としてしっかり支援していきたい」

グアムへは6月中旬ごろまで、約4万パック10トンのイチゴが輸出される予定です。

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