石川県議会 災害ボランティア受け入れ体制に質問相次ぐ「ゴールデンウイークが勝負」

ゴールデンウイークを控え、災害ボランティアの力をどう復旧復興に活かせるかが課題となっています。

県議会の委員会でも今の受け入れ体制に対して質問が相次ぎました。

きょう開かれた県議会の委員会。

福村章 議員:

「ゴールデンウイークが勝負ですよ」

不破大仁 議員:

「一泊二日でという状況を一体いつまでやるのかなと」

質問が相次いだのは災害ボランティアの受け入れ体制について。

県によりますと県の特設サイトへの事前登録者数はおよそ3万7400人。

このうち、県外からの登録が3万人あまりと全体の8割を占めています。

このゴールデンウイークにどのくらいが稼働できるかが重要なポイントですが…。

県側は「ニーズの掘り起こしが課題」としてチラシを配布してボランティアの利用を促していると報告。

これに対して、議員からは…

「チラシ配っているといいますが、一人一人にこの日に帰っていただけませんか。家財道具の立ち会いをしていただけませんか。皆さんにお願いをして、それに合わせてボランティアをどんと」

「ゴールデンウイークが勝負ですよ。ゴールデンウイークに出来なかったら、結局、解体の時にやるより仕方がなくなってきますよ」

また、宿泊場所が足りていないことや今後の熱中症対策、シャワー設備の確保などの質問が相次ぎました。

一方、災害ボランティアについて、県側は、珠洲市での活動についてはきょうから、日帰り参加が可能となったことや、穴水町ではバスによる派遣からマイカーでの現地集合に変更したことを報告しました。

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