サンポート高松の遊歩道化計画 近隣住民の声を受け「車の通行も可能な案」に変更を検討

香川県の池田知事は、高松市のサンポート地区の「プロムナード(遊歩道)化」について計画の一部変更を検討していることを明らかにしました。

香川県は、県立アリーナなど新しい施設の建設が進むサンポート高松周辺に、より一層にぎわいを作ろうと「プロムナード化」の計画を進めています。

これまで2回の実証実験を行い、周辺の住民に対しても説明会を行ってきました。

特に2023年10月から3回にわたって行ってきた近隣の浜ノ町の住民への説明会では「生活に不便がある」や「周辺の道路が迂回路となり安全面が心配」のほか、「災害時の避難や緊急車両の通行に不安がある」などの声が上がっていました。

これまで県は、JR高松駅北側の道路を「終日車両通行止」としていましたが、こうした住民からの意見を受け「平日は人だけでなく、ゆっくりとしたスピードで車も通れる」とする案を新たに検討することにしました。

現時点では「平日の車が通行できる時間帯」や「車が通行できない曜日」については未定ですが、早急に固めた上で、5月に予定している4回目の説明会で示したいとしています。

(香川県/池田豊人 知事)
「(この提案を)さらに、これからもていねいに説明しながら、整備事業に着手できるよう進めていきたいと考えている」

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