Xdinary Heroes、新曲のステージでメンバーが涙する場面も…単独コンサートが成功裏に終了

写真=JYPエンターテインメント

JYPエンターテインメントのボーイズバンドXdinary Heroesのガオンが、新曲のステージを披露した際、涙を流した。

21日午後、ソウル広津(クァンジン)区のYES24ライブホールにて、Xdinary Heroesの単独コンサート「Closed ♭eta:v6.0」が開催された。

彼らは30日、ニューアルバム「Troubleshooting」を発売する。デビューから約2年4ヶ月という期間を経て披露する初のフルアルバムとして、注目を集めている。

カムバックを控えて開催された同公演は、“限定されたユーザーを対象にした非公開テスト”という意味を込めたコンサートのタイトル通り、6人のメンバーがニューアルバム発売前にタイトル曲「幼くて恥ずかしくバカみたいな」を含む全6曲の新曲を初公開するなど、多彩なセットリストを披露した。

ゴニルはニューアルバムについて「本当に良い曲がたくさん入っている。僕も非常に期待している。今日はこのように“非公開テスト”なので、皆さんにだけお聞かせする」と語った。

1番トラック「No Matter」、5番トラック「Money On My Mind」は、彼らならではの爽快なロックスピリットが絶頂に達するスタイルの楽曲だったのに対し、7番トラック「until the end of time」と6番トラック「夢を見る少女」は、これまで発売した楽曲とは異なる感性的な楽曲であった。Xdinary Heroesならではのギャップのある魅力が感じられたステージとなった。

「夢を失わず、その夢が現実になるまで一緒に耐えてみよう」という慰めのメッセージを込めた「夢を見る少女」のステージで、メンバーのガオンが涙を流した。

ジョンスは「これまでXdinary Heroesがお聞かせしたハードな楽曲とは異なる魅力がある。メンバーたちもこの部分を演奏し、歌う時だけはロックスピリットをしばらく忘れ、心の奥底にある感性と悲しみを取り出している」と語った。

そして「人が生きていく中で、永遠に(感情を)取り出さなければ、膿んでしまうと思う。ステージに立っている時だけは、この感情を表に出したり、吐き出したりする時もある。僕たちがステージで泣くことは、悪いことだとは思わない」と付け加えた。

ジュンハンは「(メンバーと楽曲制作している時)歌詞がとても良いと言われた。でも、歌詞に母親に関するフレーズを入れるのは、詐欺ではないかとも言われた。歌詞を見て、Villains(Xdinary Heroesのファンの総称)も、どれほど大変なことがあるだろうか、一つくらいはそういうことがあるのではないかと思って、Villainsのことをたくさん考えた」と語った。

続けて「Villainsの方々も一日を終えてベッドに横になる時、何かやりたいと欲はあるけど上手くいかない時に、この歌を聴いて慰められたら良いなと思う。一人一人、美しい夢を持っているはずだから、この歌を聴いて元気になってほしい」とファンを応援した。

心を落ち着かせてステージに戻ってきたガオンは「やはり年を取ると涙がたくさん出る。悲しくて泣いたわけではない」とし「特に今日は、涙が出る。泣いて申し訳ない。絶対泣かないと言ってステージに上がった。母に関するパートがあるが、ちょうど今日、母が来ている。誰が歌っても涙が出たはずだ」と打ち明けた。

そして「歌詞のように、全て乗り越えられるという自信を持って、ずっと生きてほしい」と伝えた。

Xdinary Heroesは、昨年下半期から韓国国内外の計12地域を回る単独ツアーを成功裏に終えた。2024年に新たに展開するプロジェクト「2024 Xperiment Project」の出発点である今回のソウル公演は、一般販売が始まった後、全席完売を記録し、人気の高さを証明した。

彼らは30日午後6時、1stフルアルバム「Troubleshooting」でカムバックする。彼らは今回の公演を皮切りに6月、7月、8月、9月まで計5ヶ月にわたり、「Closed ♭eta」シリーズを展開し、変化と成長をし続ける予定だ。

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