大麻所持などの疑いでスペイン人の男(36)とオランダ人の女(34)を逮捕 コカインとケタミンを密輸入しようとし税関で発覚 北海道ニセコ町

押収したコカイン(提供:函館税関)

3月、北海道ニセコ町の滞在先で、大麻を所持していたなどとして、スペイン人の36歳の男と、オランダ人の34歳の女がそれぞれ逮捕されました。

大麻取締法違反と麻薬および向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、スペイン国籍で自称映像制作業の36歳の男と、オランダ国籍で自称コンサルタントの34歳の女です。

2人はニセコ町の同居していた共同住宅で、3月11日、乾燥大麻、およそ6.8グラム(末端価格約3万4000円)を隠し持っていた疑いが持たれています。

また2月14日ごろには、スペインからコカイン3.6グラム(末端価格約9万円)と、ケタミン1.5グラムを国際書留郵便で輸入した疑いが持たれています。

警察によりますと、2月16日、スペインから届いた国際郵便を検査した横浜税関がコカインとケタミンを発見し、函館税関を通じて警察に通報。

その後、3月に警察と函館税関が受取先になっていた2人の滞在先を調べたところ、乾燥大麻や喫煙用のパイプが見つかり、2人はその場で逮捕されました。

押収したケタミン(提供:函館税関)

さらにコカインとケタミンについても裏付け捜査を進め、容疑が固まったため、4月1日に2人は再逮捕されました。

警察は、2人の認否を明かしていませんが、警察は、所持していた大麻や輸入した薬物は自分たちで使用する目的だったとみています。

取り調べに対し、スペイン人の36歳の男とオランダ人の34歳の女は、大麻についてはニセコ町に在住する外国人から入手したという趣旨の話をしているということで、警察は裏付けを進めるとともに、余罪についても捜査しています。

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