高齢化が顕著な奥能登では福祉施設の復旧が欠かせません。
珠洲市では22日新たにデイサービスセンターがオープンしました。
高齢化率が5割を超える珠洲市。
仮設住宅に入居する人が増えたため需要が見込まれるのは「デイサービスセンター」です。
珠洲市の社会福祉協議会はこれまで3つデイサービスセンターを運営していましたが2つが地震で大きな被害を受けました。
そのため、いまは使っていない福祉施設を利用しての再開です。
さらに、ほぼ全域で断水が続く珠洲市では…
県が支給する水をこの訪問入浴車を使ってお湯を沸かし利用者に風呂を提供します。
22日は14人の利用者が久しぶりに同じ食事を楽しみました。
利用者は:
「話しているほうが(家で)寝ているよりずっと楽。」
「居心地はいいです。」
「皆さんと『同じ人来てるな』と顔見ると安心します。」
珠洲市社会福祉協議会塩井豊事務局長:
「珠洲市で引き続き生活していただくためにはこういった福祉のサービスが充実していないと生活を継続することが大変なのかな」
「皆さんの表情を見ると大変明るい表情をしていただいておりますのでそこは大変良かったなと思っています」