佐賀市で小学生の列に車で突入児童3人がけが  運転の70代男に検察禁錮1年求刑【佐賀県】

去年5月、佐賀市で下校中の小学生の列に乗用車で突っ込み、児童3人がけがをした事故を起こしたとして過失運転致傷の罪に問われている70代の男に対し、検察は禁錮1年を求刑しました。

起訴されているのは、佐賀市の会社役員の被告の男(72)です。
男被告は去年5月、佐賀市東与賀町の県道で乗用車を運転中に車道をはみだし、女子児童3人をはねけがをさせたとして過失運転致傷の罪に問われています。
これまでの裁判で男は、当時新型コロナウイルスに感染し高熱やだるさの症状がある中運転していたことが明らかになっていました。

裁判は22日に結審し、検察側は「看護師に送迎を勧められていたにも関わらず、自身の運転で帰る判断をした」などとして禁錮1年を求刑しました。
一方弁護側は、被告は反省しもう運転はしないと話しているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は5月8日に言い渡されます。

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