道路にぼこぼこ“穴”があく…アスファルトの下に空洞 地震が引き金、さらに“気温上昇”が影響か 富山県氷見市

能登半島地震で大きな被害を受けた富山県氷見市では、揺れから3か月半がたった今、新たな被害が出ています。それは、道路にぼこぼこ“穴”があくというもの。いったい、なぜなのかー。地震による揺れと、その後の気温上昇が背景にありそうです。

記者:「県道沿いの歩道には無数のコーンが置かれていて、コーンの下は路面が沈下した状態になっています」

氷見市飯久保のこちらの歩道では地震直後にはなかった路面の沈下が、4月に入って10か所以上で確認されているのです。

近所の人:「これは最近ですよ本当に。ずっと(向こうまで)私もびっくりした。あれ?いつのまにこれ下がった?って。地盤沈下ですよね。どうして地震から3か月経ってこうなるのか」

氷見市によりますと、地震直後、市内では各地で路面の沈下や陥没が確認され、修繕工事を行ってきましたが、4月に入り、地震直後には見られなかった路面の沈下が少なくとも4つの地区で見つかったということです。なぜ今になって路面の沈下が相次いでいるのかー。

氷見市によりますと、地震の揺れの影響でアスファルトの下に空洞が発生。さらに気温の上昇によりアスファルトが緩んだことで、今になって路面の沈下が相次いでいるとみられるということです。

近所の人:「ここ通学路なんですよね。小学校も中学校も自転車で通るので、心配な現象ですよね」

富山県は今後、気温が上昇すると同様の被害が起きる可能性があると見ていますが、被害を見つけ次第、早急に修繕工事を行っていきたいとしています。

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