TV番組で明かされた「モンドセレクションの真実」、謎の男アダチが続編のセミナー開催

世界的な食品飲料などの品質審査機関である「モンドセレクション」の審査員は、ミシュランの星付きシェフなど世界一流の料理人がガチで厳正に評価する真剣審査だった――。2024年2月18日、日本テレビの特別番組として放送された情報バラエティ「ブラックボックス」で、同年1月に東京のベルギー大使館で開催されたモンドセレクション審査会の様子と厳正な審査基準などが紹介された。その際、“謎の男 アダチ”として番組内に登場したFoods R&Dの安達成明代表が5月15日、東京都内で番組の“続編”ともいえるセミナーを開催する。

華やかに繰り広げられるモンドセレクションの受賞セレモニーの様子

審査員20人のうち12人がミシュランのスターシェフ

Foods R&Dの安達成明代表は「番組で紹介されたのは、取材で語った内容のわずか2割程度。セミナーでは、今さら聞けないモンドセレクション受賞のリアルを伝えるので、申請を考えている人はぜひ参加してほしい」と話している。

番組内ではモンドセレクションの申請商品に対する評価について、「出品すれば何かしらの賞がもらえる」「ほぼ金賞」といった一般に流布している言説を取り上げ、出演したタレントらは当初、同様の意見を口にしていた。

しかし、実際にモンドセレクションに出品し、受賞経験のある企業の声へのインタビューで番組スタッフがたどりついた「謎の男 アダチ」(安達代表)は、ベルギーモンドセレクション本部に公認されたエージェントとして申請代行を行っていることや、申請に関する手順や料金などについて解説。

ベルギー大使館で行われた審査会へのテレビ取材についてモンドセレクション統括責任者のルイ氏が「世間に誤った情報が広がっているようなので、今回初めて審査の様子を公開する」と語ると、大使館内での審査風景が映し出された。

20人の審査員(うち12人がミシュランのスターシェフ)が、400品を10日間かけて厳正に審査している様子などが明らかになると、想像以上の厳正な事実にMCたちは驚きの連続だった。

モンドセレクションの評価基準例

安達代表は、品質はもちろんパッケージや内容表記、アレルギー物質の表示などが高レベルで的確な商品の出品が世界的に増加していること、商品同士の比較評価ではなく、最大25項目で厳格な基準に照らす絶対評価であること、日本の商品で食品部門へ初出品した際のゴールドメダル以上受賞率は3割程であるという“真実”を解き明かした。

モンドセレクションの申請代行をした商品は延べ600品を超える

Foods R&Dでは、24年度に開催されるモンドセレクションと、その受賞に関連して自社が展開する受賞ブランディングなどについて紹介するアドバンスドセミナーを5月15日に都内で開催する。

同セミナーは、受賞履歴のある人(シルバー、ブロンズなど)や、初めての出品商品について相談したい人をメインに実施する。

また、同社がこれまでモンドセレクションの申請代行をしてきた商品は延べ600品を超え、なかでも24年の金賞以上受賞率は80%を超えたことに感謝の意を込めて、モンドセレクションへの申請を前提にセミナー受講する人は、通常20万円で依頼を受けている申請代行コンサルフィーを9万9600円で対応する。

初めて申請を検討し、セミナーに参加する場合は、モンドセレクションで受賞した際のアフターフォローとしてプレスリリース配信をサポートするプランを提案する。

セミナーの開催日時は、5月15日11~16時。開催場所は、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター 会議室B2)。参加費は無料。

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