児童養護施設に木製の大型遊具 広島市のホテルが寄贈 広島・東広島市

広島県東広島市にある児童養護施設で暮らしている子どもたちに、広島市のホテルから遊具がプレゼントされました。

子どもたちが遊べる木製の大型遊具がプレゼントされたのは、東広島市にある広島新生学園です。ヒルトン広島が去年、行ったチャリティーイベントで企業や団体から寄せられた協賛金などによって遊具の部品が準備されました。

この日は、遊具を組み立てるためヒルトン広島や協賛企業のスタッフが35人集まりました。ふだんとは全く違う仕事にとまどいながらも一生懸命に部品を作って組み立てていきます。

ヒルトン広島 宮城希望 さん
「けっこう刃が柔らかいので、だいぶまっすぐやらないと折れちゃうんだろうなと思いながら、怖々しながらなんですけど」

この施設は、保護者の代わりに社会的養護を必要としていたり、生きづらさを感じて心理治療を必要としていたりする子どもたちが成長する場所で、4歳から18歳までのおよそ60人が暮らしています。

遊具が完成すると、こどもたちはクライミングやブランコで体を動かして楽しそうに遊んでいました。

広島新生学園 上栗健二 さん
「心理士によるセラピーを部屋の中でやってるんですけれども、こういった外で身体を動かしたりとか、指先を動かすことでプラスになる影響はすごくあると思います。」

ヒルトン 西日本地区統括総支配人 ロジャー・ブランツマ さん
「ヒルトン広島のメンバーが一緒に協力して、このような遊具を一生懸命作り、17時になると子どもたちが出てきて、うれしそうに遊んでいる表情を見るというのは感慨深いものがあって、とてもうれしく思いました」

ヒルトンは、今後もこうした活動を通じて全国の児童養護施設などの子どもたちを支援していきたいということです。

© 株式会社中国放送