4月13日未明、沖縄・那覇市の繁華街にある閉店後のスポーツバルに、1人の人物が現れた。
店のシャッターが施錠されていないことを確認すると、周囲を警戒しながら、手袋を装着。
その後、地面をはうようにして侵入した。
すぐ先には店のドアがあり、侵入者は、ドアの下にある鍵をピッキングで開けたとみられる。
こうして店に忍び込んだ侵入者が目につけたのは、中央にある券売機。
この中には、売上金など15万円ほどの現金が入っていた。
扉を開け、ライトなどを使って手元を照らし、なにかをこじ開けようとしているように見える。
しかし諦めたのか、扉を閉めると、その場を離れ店内をウロウロ。
結局、この侵入者は、キッチンにあった手提げ金庫と封筒から現金約1万7000円を盗むと、何事もなかったかのように外のシャッターを閉め、そのまま姿を消した。
店のオーナーは、犯人像について「一切(物を)壊さないし、元にあった場所に戻す。警察は(防犯カメラを見る前)侵入の形跡がなかなかないと話していた。内部犯行に思わせるような手口。怒りしかないよね、こんな姑息(こそく)なことしやがって」と推測している。
警察は、窃盗事件として調べを進めている。