熊本市役所本庁舎の『耐震性能の調査』を巡る裁判 熊本地方裁判所は「市民団体の請求を退ける」

熊本市役所本庁舎の耐震性能の調査を巡る裁判で、熊本地方裁判所は市民団体の請求を退けました。

この裁判は熊本市が過去2回行った市役所本庁舎の耐震性能調査について、用いた図面が完成した建物のものではなく建設前のもので、調査は意味をなさないとして、市民団体が大西市長に対して調査費およそ1億円の返還を求めているものです。

きょう(4月22日)の判決で熊本地裁の川﨑聡子(かわさき さとこ)裁判長は、監査請求期間を過ぎた不適法な訴えとしたほか、市の支出に違法性は認められないとして、原告の請求を退けました。

原告側は控訴する方針です。

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